即金買取りマッタあり

物語は、ある高級マンションの売買案内から始まりました。弊社が取り扱う最高峰の物件であり、案内の際も「こんな高級物件が簡単に売れるはずがない」という思いでした。ところが意外にも、購入意思を示され、「気に入ったから買う」というまさかの返答に驚きました。しかも、指値なしでの決定ということで、その意思決定力には感心しました。更に驚いたのは、現金での即決でした。

しかし、売買契約の段取りは思わしく進まず、買主からは「今忙しい」「今は病院にいる」という理由で契約が遅れてしまいました。契約日の調整が合わず手付金なしの持ち回りの契約になったのですが、残金の支払い期限を大幅に超えてしまい、買主からの支払いも得られませんでした。売主も怒り心頭で、解約を検討する事態となり契約解除に至りましたが、最終的には損害賠償の請求権を放棄してもらうことで、なんとか解決しました。

その後、買主からは新たな物件の案内を求める声があり、「また新しいチャンスが訪れるかもしれない」との期待と、「また同じことにならないか」という不安を感じました。不動産取引には思わぬドラマがありますが、その中で成果を得るためには忍耐と柔軟性が不可欠です。

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えだまめ
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