無断設置されたキーボックス

大騒動~晴海・勝どき地区で何が起きているのか?~

みなさん、最近ニュースで話題になっている「キーボックス無断設置問題」、ご存じですか?東京五輪・パラリンピック選手村跡地に建つ巨大マンション群「晴海フラッグ」周辺で、不動産管理会社が歩道に無断でキーボックスを設置していたとして、警視庁に摘発された事件です。

キーボックスが歩道にずらり?住民たちが抱いた不安

晴海フラッグ周辺では、最近マンション売買が活発になっています。それに伴い、内覧の需要も急増。これを効率化しようとした不動産業者が、現地付近で鍵の受け渡しに使うキーボックスを無断で設置していたと見られます。

問題は、その設置場所。なんと、マンションの敷地内ではなく、公共の歩道や電柱に取り付けられていたのです。「キーボックスが何のために置かれているのか分からない」「暗証番号が漏れたら防犯上まずいのでは?」と、不安を抱いた住民たちが警察に通報。結果として、一部の業者による「無断設置」の実態が明らかになりました。

キーボックスの無断設置、何が問題なの?

キーボックス自体は、不動産取引や物件管理の場面で非常に便利なアイテムです。ただし、それを設置するには当然、場所の所有者や管理者の許可が必要です。マンションの管理組合や戸建て所有者から承諾を得た場合、敷地内に置くことは合法です。しかし、今回のように公共の歩道や電柱に無断で設置するのは、ルール違反であるばかりか、防犯上も非常に危険です。

例えば、キーボックスの暗証番号が漏れるとどうなるでしょう?空き部屋に不法侵入されるリスクだけでなく、盗聴や盗撮用の機器を仕掛けられる恐れもあります。特に、犯罪集団に悪用される可能性が高いのは恐ろしいポイントです。

なぜこんな問題が起きたのか?

晴海フラッグ周辺では高層マンションが立ち並び、物件の売買や賃貸が活発に行われています。そのため、内覧希望者を効率よく案内するために、業者側が「便利だから」と無断設置に手を染めたのではないかと推測されます。しかし、住民の安心安全を犠牲にした行為に批判の声が集まるのは当然です。

消費者としてどう対処すべき?

もし、あなたがこれから物件を内覧する際に「キーボックスを使ってください」と案内されたら、その設置場所が適切かどうか確認してみましょう。不安に感じる場合は、担当の不動産業者に質問することも大切です。また、マンションや戸建ての管理者としては、業者が無断で敷地内外にキーボックスを設置していないか定期的に確認することをおすすめします。

不動産業界全体が信頼されるためには、こうした不適切な商習慣を一掃し、透明性を持った取引が求められます。皆さんも、情報を知ることでトラブルを防ぎ、安心して不動産取引を進めてくださいね!

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