ヒートショックに注意
残暑が続いていますが、もうすぐ9月です。今回は寒さにそなえて「ヒートショック」についてのお話しです。
寒い季節は、室内の寒暖差による「ヒートショック」に注意
冬場の入浴時の事故の多くは「ヒートショック」が原因です。安全を考えて「ヒートショック対策」を身近なところからはじめましょう。

ヒートショックとは
「ヒートショック」とは、暖かい部屋と寒い部屋との温度差で、血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険のことです。浴室、洗面室、トイレなどの場所で、冬場の寒い時期に起こりやすくなっています。「ヒートショック」のリスクを軽減するためには、室内を暖かくし、部屋の温度差を少なくすることが大切です。
ヒートショックになりやすい人
●65歳以上 ●不整脈、高血圧、糖尿病などの持病がある ●熱いお風呂が好き
●心筋梗塞、脳梗塞、狭心症などの病歴がある ●長風呂をする ●食事や飲酒後すぐ入浴する
ヒートショックの予防方法
■部屋間の温度差をなくす
脱衣所やトイレ、浴室に暖房器具を設置
■上着を羽織る
朝のトイレなど、寒い場所への移動は、上着やストールでしっかり防寒する。
■入浴時の予防法
●入浴前にお風呂のフタを開ける、シャワーをまくなどして浴室内を暖めておく
●シャワーやかけ湯で体を温めてから入浴する
●浴槽の温度は41℃以下のぬるめとし、長湯しない
●入浴前後には、コップ一杯の水分補給
●飲酒、食事後すぐの入浴は避ける