マンション建て替えやすく

みなさんこんにちは山の頂日和です

今回は日経の気になる記事からマンションの建て替えについてのお話しです。

借主の退去、請求後半年で

日本において、首都圏を中心に老朽化したマンションの建て替えが進まない問題に対処するための新たな法制度が検討されています。分譲マンションの建て替えを円滑に進めるためには、特に借主の立ち退きが重要な課題です。現行法では、正当な理由がない限り借主に退去義務を課すことが難しく、所有者は個別に交渉を行う必要があります。この状況を改善するために、法相の諮問機関である法制審議会は、建て替えを推進するための法改正案を検討しています。

この改正案では、耐震性などに問題がある場合、建て替え決議を4分の3の賛成で通過させることができるようにすることを提案しています。さらに、建て替えが決定した場合でも、長期契約の借主が反対することで工事が行えない問題にも対処します。新制度では、個別交渉による解決が困難な場合でも、契約の終了を請求できるようになるとされています。また、立ち退きを促進するために、所有者が立ち退き費用などを保障することで、賃貸借契約の解除が可能になります。

これらの法改正は、都市の再生や住宅環境の改善に貢献する一方で、借主の権利や住宅安定の観点からも慎重な検討が求められます。2024年の通常国会への提出を目指し、建て替えに関する新しい制度の導入が期待されています。

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