名前なしの建物
お客様の相続した不動産物件について、興味深い事実が明らかになりました。駅近の田舎の家、20坪の広さに6LDKという珍しい間取り。しかし、一つ引っかかる点が。
この間取りと広さがピッタリ合わないんです。不思議に思った我々が調査を進めると、物件はまだ未登記。意外な発見でした。
この物件は、遠くから月に一度訪れるだけで、先代が残した荷物はそのままで処分できないかの相談でした。固定資産税の納付書を見ると、建物面積は20坪と記載。
でも、ここで大切なことを覚えておきましょう。その面積は税金計算用で、実際の
建物面積とは違う場合があります。
あなたがもし不動産を相続したなら、その不動産の詳細を知ることはとても重要です。そして、その中でも登記は重要な役割を果たします。一般的には、登記情報は
物件の正確な情報を提供すると考えられています。しかし、不動産取引においては、
登記には公信力がありません。これは、登記内容が間違っていても保護されないということです。
例えば、本当の所有者はAさんだけど、登記されているのはBさん。その土地をBさんから購入したCさんは、登記を信じて取引をしたけど、後で本当の所有者であるAさんに返還を求められる。こういう場合、Cさんは登記内容を信じて取引をしたけれども、保護されないのです。
不動産は、詳しく知るほど深くて複雑な世界です。我々の物件の未来はどうなるのでしょう?固定資産税の納付書の数字の謎、未登記の理由と解決策、我々の旅はまだ始まったばかりです。不動産の謎解きに興味が湧いたあなた、どんな結末が待っているのか、一緒に見ていきましょう!